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インデックス投資の始め方:流れとチェックポイントを整理

2021年3月22日

はじめに

インデックス投資がまた注目されているみたいです。確かに世界に目を向ければ、インデックス投資は筋の良い投資手法であることには間違いないと思います。

とはいえ、インデックス投資をしようにもどのように始めるか、悩んでいる方も多いと思います。実際自分の周りでも悩んでいる人がいました。

ですので、インデックス投資を行う場合の流れであったり、チェックポイントであったりをまとめたいと思います。

インデックス投資開始までの流れ

step
1
投資の全体像を決める

まずは投資の全体像を決める必要があります。「投資期間」「投資金額と投資計画」「目標収益・許容リスク」などです。

インデックス投資を行う場合、投資期間は中長期となり、投資方法も積立方式になるため、総額は大きくなりがちです。そのため、資金拠出の計画も考える必要があります。特に、給与所得者は将来の収入もある程度考慮入れた方が良いかと思います。

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2
投資対象を決める(資産クラス、地域)

次に、投資対象資産クラスと地域を決めます。これにより、概ねリターンとリスクが決まってきます。資産クラスは、株式、債券、不動産(REIT)のいずれかであることが多いです。また、地域は「自国(日本)」「先進国(海外)」「新興国(海外)」から選ぶことになります。海外の場合、インデックスのリスクだけでなく、為替レートの変動リスクを背負うことになります。

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3
インデックスを決める

自分で決めた投資対象全体を表現するインデックスを決めます。通常、既存の物から最も用途に合う物を利用すると良いでしょう。

関連記事株式指標(インデックス)の種類は何があるのか?

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4
金融商品の種類を決める

インデックスまで決めたら、次は金融商品を選ばなければなりませんが、その前に種類を決めましょう。インデックス投資は「運用をプロにお任せする金融商品」を用いるので、投資信託もしくは上場投資信託の購入が視野に入ります。どちらで買うかを決めましょう。

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5
金融商品を選ぶ

ここまで決まれば、あとはインデックスに見合う投資信託もしくは上場投資信託を購入するだけです。投資信託を検索する際には、インデックスの名称で検索するなどすれば良いでしょう。

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6
選んだ金融商品を積立購入する

ここまで決めたら、決めた金融商品を積立購入していくだけです。

詳しく見ていくと

上記手順において、細かい所を詳しく見ていきたいと思います。

投資金額をどう考えるか?

投資とは余剰資金でやるべき、という考えに基づけば、無理のない金額で実施する、というのが妥当です。例えば、毎月貯金をされている方であれば、貯蓄金額の30%を投資に回す、などの目標設定が妥当かと思います。また、減税措置が受けられる積立NISAの上限金額が年40万円なので、それを目標に投資金額を決めても良いかもしれません。これについては、各人の状況次第なので、良く考える必要があります。

投資期間をどう考えるか?

先ほどのステップには現れませんでしたが、投資期間の設定は非常に重要です。例えば、5年後に必要なお金を投資に回して良いのか?という話になりますので。長期投資とは、少なくても15年、出来れば18年じゃないかと個人的には思います。

必ずではありませんが、統計上、15年程度保有していれば、損失が出ない、と言われているらしいので、15年は保有しておきたい。また、金融危機の最中に資産を処分したくない、と考えると、3年程度はマージンを見ておきたい、ということになるかと思います。

何にせよ、10年以内に必要にあるお金については、どこまで投資に回すかはよく考えた方が良さそうです。

投資信託か上場投資信託(ETF)か?

個人的にはどちらでも良いかと思いますが、投資金額単位が小さい方は投資信託の方が適切ではないかと思います。個人小口投資家であれば、「投資信託単体での運用」か「投資信託と上場投資信託を組み合わせた運用」が妥当だと思います。

積立投資でないと駄目か?

インデックス投資は基本的には右肩上がりであることを想定する投資方法です。ですので、いつ買っても良い投資法ではあります。ただ、初期の段階で十分な資産がある人は多くなく、収入の一部を追加投資していく、というのが基本です。そういった観点で、積立投資であった方が望ましいと言えます。

勿論、最終的には投資スタイルに寄るところはありますが、愚直に積立投資するのが正攻法だと考えるべきです。

金融商品選択時のチェックポイント

金融商品選択の際にチェックすべきポイントは、「販売手数料」と「信託報酬」と言った手数料です。インデックス投資はパッシブ投資と言われるカテゴリーであり、積極運用するアクティブ運用に比べ、運用手数料は安くなるはずです。しかし、いわゆる高手数料ファンドでは、その手数料が非常に高く設定されており、運用利回りを圧迫することになります。ですから、低コストファンドを選択することが必要不可欠です。

以下の条件が選択の大前提になるかと思いますので、参考にして下さい。

ポイント

  • 販売手数料は0円(ノーロード)であること
  • 信託報酬は1%未満であること(可能であれば、0.5%未満)
  • 長期間の運営がされる信頼できるファンドであること

このチェックポイントは積立NISAの場合満たしているので、慣れないうちは積立NISA対象商品から選択するのが無難です。

(外部リンク)金融庁 積立NISAの概要

出口戦略は別途考えよう

実はインデックス投資を開始する場合、購入時は特に迷う必要がありません。低コストファンドを選択すれば、あとは愚直に積み立てていくだけです。ですから、いつ進めても構わないのが、インデックス投資の魅力でもあります。逆に、投資すべきタイミングが分かる人(=市場動向が分かる人)はインデックス投資に頼らず、個別株投資を実施した方が利益が高くなるでしょう。

一方、投資した金融商品を換金するのにも多少の戦略が必要となります。出口戦略については、別途記事を書いたので、参考にして下さい。

参考インデックス投資の終わらせ方:出口戦略について

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おわりに

インデックス投資の手法を整理してみました。実際のインデックス投資では、人気のある商品などから選ぶことも多いと思いますが、基本的な選び方のフローを知っていても損はしないかと思って、この記事を書きました。

基本的な流れを知っていれば、自分で勉強するのも楽になると思います。投資は自己責任ですから、十分にリスクを理解した上で、気を付けて運用して下さい。

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