資産運用を始めるにあたって、どの証券口座が良いのか分からず、困っていませんか?100社を超える証券会社の中で、初心者向けの証券会社はどこなのか、疑問に思っていることでしょう。
この記事では、初心者向けの証券会社である松井証券について、説明します。100社を超える証券会社のウェブページを確認して、「初心者におすすめ出来る」と判断したのが、松井証券でした。
本記事の内容は以下の通りになっています。
本記事の内容
- 松井証券は歴史のある、大手ネット専業証券会社
- 松井証券では、直接相談が出来るため、初心者向け
- 松井証券の商品・サービスは十分豊富だが、単元未満株や海外株式投資は非対応
執筆の背景
多数ある証券会社の中で、継続して使いたい証券会社を見つけるのは大変です。自分が初心者だった時に思った「相談できる、安くて、便利な証券会社があったら良いのに」が、松井証券で実現出来ていたので記事を書きました。
証券会社で証券口座を開設することは、資産運用を始める第一歩です。
とはいえ、数多くの証券会社があり、どれを選んで良いか、分からない状況でしょう。
そこで今回は、100社以上の証券会社のウェブサイトを確認したことのある筆者が、初心者に自信を持って進めることの出来る証券会社である松井証券について、解説をします。これから資産運用を始めたい方、証券口座の開設に興味がある方は、ぜひ参考にしてください!
松井証券とは?
松井証券は、他のインターネット専業証券とは大きく違う点があります。それは、非常に歴史のある企業だということです。
松井証券は、1947年には社名が証券会社(当時は證券、つまり旧字)になっており、50年以上の歴史を誇る証券会社です。
松井証券がすごいのは、1995年にネットの将来性に気付き、ネット専業証券会社に方針を転換。2001年にはインターネット専業の証券会社として初めて、東証一部に上場しています。そういった、先見性の良さのが、松井証券の魅力でしょう。
松井証券の特徴
特徴1:ネット以外のサポートの手厚さ
松井証券は、非常に顧客志向の、サービスの良い証券会社です。
初心者であれば、株式の購入について、「これで良いのかな?」「見落としていることはないかな?」といった不安があると思います。しかし、松井証券であれば、株式や投資信託に関して、専門のスタッフから直接話を聞くことが出来ます。もちろん、これらのサービスは無料であり、松井証券の口座を保有する方だけが受けられるサービスです。
こういったサービスはコストがかかるため、全ての証券会社がやっている訳ではありません。電話対応とすることで従業員の稼働率を上げ、コストを削減して、実現しているのでしょう。これが実現できるのは、ネット証券の運用効率の良さです。
特徴2:ネット証券としての価格の安さ
それに加えて、松井証券は、業界トップクラスの規模のネット専業証券会社として、十分に安い価格でサービスを提供しています。
例えば、2021年現在の情報でいうと、日本国内株式の売買において、1日の売買金額が50万円までなら手数料は0円です。しかも、25歳以下の人であれば、1日の売買金額に寄らず、手数料が0円、という大盤振る舞いをしています。更に、新規公開株(IPO)やPO(公募・売出し)の購入時や立会外分売における購入時の手数料は0円としています。勿論、通常の口座維持手数料も無料になっています。
かなりの範囲が0円になっていますから、十分に安い証券会社といえるでしょう。
特徴3:取り扱い商品やサービスも豊富
更に松井証券は非常に取扱商品やサービスも豊富で幅広いです。そのため、使える資産運用の種類を十分に増やすことが出来ます。
例えば、松井証券の口座があれば、「現物取引」だけでなく「信用取引」も始められます。また、「先物・オプション取引」も始められます。こういった投資手段が簡単に用意できることは、脱初心者した時に利用することを考えると非常に重要です。
それに加えて、NISAやiDeCoといった節税口座の開設も可能ですし、最近ではFXの取り扱いも開始しました。
これらの方法を活用すれば、十分に幅広く資産運用をすることが出来るでしょう。
特徴4:取引アプリを提供
スマートフォンアプリが提供されていれば、休み時間などの空いた時間にさっと取引出来ます。ですから、スマートフォンアプリの提供がされていることは、資産運用の世界では「必須」といえるでしょう。松井証券もアプリを提供しており、隙間時間での資産運用をサポートしています。
松井証券では、「株アプリ」「株touch」「投信アプリ」という3つのアプリが提供されています。これらのアプリを用いることで、株式・投資信託の売買、NISAやiDeCo口座での取引、などが簡単にできます。
これらのアプリを使うことで、効率よく資産運用を行うことが出来ます。投資信託の購入にアプリが提供されないネット証券会社もある中、この対応は素晴らしいと言わざるを得ません。
特徴5:顧客の資産保護も万全
安い価格で、良いサービスを提供する、ということで、不安に思う人もいるでしょう。しかし、証券会社というのは、そんなに簡単に設立出来る会社ではありません。証券会社を設立し、国に営業許可を貰うだけでも信用に値します。それに加えて、顧客の保有する資産を保護する仕組みが作られており、証券会社はそれに従うことが必須となっています。
例えば、倒産などにより、自分の持っている株式がなくなったりしないか、不安に思うかもしれません。しかし、心配は無用です。顧客の保有する資産については、最終的に証券保管振替機構(ほふり)によって保管されます。ですから、証券会社が倒産した時に自分の資産が失われる心配は不要なのです。
松井証券のデメリット
この様に松井証券であれば、十分に安い金額と利便性と信頼性を得ることが出来ますが、残念ながらデメリットもあります。
デメリット1:証券口座の開設は4~7日程度必要
松井証券の口座開設には最短でも4日程度かかってしまいます。これは証券会社は銀行と同様金融機関ですから、法律により、身分確認が徹底されているためで、
ですから、証券口座の作り時は「欲しい銘柄が出てきた時」ではなく、「興味が出てきた時」であると言えます。
口座を作成するのは、4~7日かかるかもしれませんが、申込書の記入は10分もあれば、簡単に書くことが出来ます。取引がすぐ出来る訳ではないことは知っておいた方が良いでしょう。
デメリット2:海外株式を個別で買えない
松井証券では、海外の個別株式が購入出来ません。
しかし、初心者であれば、海外の個別銘柄を直接買い付けることはしない人も多いでしょう。それに、海外の株式について情報入手も英語になりますし、日本の証券会社が提供する情報も、精度が高いと言っても機械翻訳なので、誤訳があり、初心者におすすめ出来るとは中々言いづらい状況です。
それでも、松井証券であれば、海外の株式に投資することは可能です。なぜなら、海外の株式銘柄に投資する投資信託を松井証券では取り扱っているからです。決済も円建てになるため、収支も見やすく、分散投資になりますから、初心者は投資信託経由で、海外株式を始める方が、おすすめであるとも言えます。
デメリット3:1株投資は売却のみ取り扱い
松井証券では、2021年現在、単元未満株投資は取り扱っていません。厳密にいうと、売却のみ取り扱っており、手数料も必要となります。
単元未満株投資は、通常100株で買う必要がある株式投資において、1株単位で購入する投資です。これにより少額から始めることが可能となり、それこそ100円からでも始められるのが魅力です。
しかし、その売買に当たっては、かなりの制限がされる投資方法でもあり、好き・嫌いも分かれる所です。加えて、単元未満株では株主優待も付かないため、企業によっては、メリットが薄かったりします。
これについては、好き嫌いが分かれますから、自分の投資したい内容と元本によって決めて良いでしょう。
まとめ
松井証券の特徴をまとめると以下の通りです。
松井証券の特徴
- 初心者におすすめのポイント
- ネット以外のサポートの手厚さ
- 手数料は十分に安い
- 取扱商品が豊富でステップアップする時も困らない
- 顧客の資産保護も万全
- デメリット
- 申し込みは簡単だが、口座開設と取引の開始までには4~7日程度時間が必要
- 海外株式の銘柄は取り扱っていない
- 単元未満株投資は出来ない
松井証券より安い証券会社は複数あります。ですが、初心者に対して、安心しておすすめ出来る証券会社は多くはありません。
松井証券は、ユーザーサポートがしっかりしていて、これから投資を学びながら、始めていこうとしている初心者にぴったりな証券口座です。将来的にステップアップをした時に継続して松井証券一本でやってもよいし、その時にはサブの口座を作っても良いでしょう。
サブの口座を作った時であっても、学んだ知識は生きます。ですから、資産運用の経験を正しく詰めるポテンシャルを持つ松井証券に自分の証券口座を持つのは、最適解とも言えます。
口座開設は無料なので、まずは口座を作って、使ってみるのがおすすめです。開設は以下のリンクをクリックして、必要事項を入力するだけです。口座を開設して、サポートを受けながら、取引を始めてみて下さい。自分一人でやるより、効率良く、学びながらの資産運用が出来るはずです。