こんな方におすすめ
- ブログやアフィリエイト公開用レンタルサーバーを検討している方
- ConoHa WINGを選んだ理由の例と使い勝手を知りたい方
記事を書こうと思ったきっかけ
ブログなどの記事公開をしようとしている人は皆さんそうだと思いますが、文章を書くのは楽しい物です。実際、学生時代は論文も書いていたし、万人受けではないとは言え、文章を書いているのは好きでした。
最近、自分の学びをアウトプットしたいと考え、15年ぶりぐらいにウェブページを作ろうと思って、このページを立ち上げました。以前であれば、もっと金銭的な負担が大きかった物がここまで低価格になっていることに驚くと同時に、選ぶための要素も増えていて、少し大変かなと思いました。
そこで、自分がどういった考えで、レンタルサーバーとしてConoHa WINGを選んだのか、他の選択肢は何があったのか、をまとめておきたいと思います。なお、選んでいなかったサービスが悪い、という訳ではなく、タイミングと要件が合わなかっただけ、ですので、その点はご承知下さい。
CMSをどう選んだか?
以前はHTMLのタグを直接編集して、サイト更新をしていました。この手段の最大のデメリットは「タグ編集が面倒になって、サイトの更新が止まること」だと思っています。実際、2000年初頭の面白いサイトは殆どテキストサイトであって、見た目は殆どいじってませんでしたからね。
それから15年、ある程度の技術は追ってましたが、大分潮流の変化を感じながら、コンテンツ管理ソフト(CMS)を選定しました。結果、最終的にWordpressを選択しました。
選択理由としては、
- オープンソースソフトであること
- プラグインが豊富であること
- テーマが豊富に存在すること
が挙げられます。やはり、ソフトウェアはシェアが正義で、高いシェアを持てば、それだけ良い物が出てくるものです。ですから、国際的なシェアの高い製品、現在であればオープンソースのソフトを使う、というのが第一の選択肢だと感じます。
逆に不安要素ですが、
- オープンソースであることから攻撃者の人数が増えること
- 出来ることが多すぎて、使いこなせないこと
が挙げられますが、実際
以前はCMSといえば、「Movable Type」が有名だったのですが、これだけWordpressとシェアが開いてしまうと、今後の将来が微妙に思えてきます。そして、商用利用の場合は有償とのことなので、自分の自由度が減ってしまうのもあって、今回は避けました。
汎用 or 用途特化型
CMSのソフトを決めたら、次はサーバー契約をどうするか、考えないといけません。
方針としては、
- ブログサービスと契約する
- 汎用型サーバーをレンタルする
- 用途特化型サーバーをレンタルする
の三つがあります。
自分の場合、せっかくならサーバーまで含めて操作が出来た方が良いし、自由度が高い方が良い、と考えたので、ブログサービスとの契約は選択肢から外しました。
また、サーバー運営のスキルもある程度はあるので、汎用型でも用途特化型でも、どちらでも対応できると考えましたが、最終的には用途特化型サーバーを選択しました。確かに汎用サーバーは自由度が高く、なんでも出来るというのがメリットです。自分好みのLinuxディストリビューションを入れ、自らの責任でソフトウェアを入れ、設定をする。技術をやっている人であればやりがいがすごくあるし、楽しめるのは明らかでした。
そんな中、なぜ特化型を選んだのか。理由を3点、ご紹介します。
目的に注力したいから
何といっても、「目的に注力したい」と思ったからです。今回は「自分の考えを整理し、身内を含め、外に発信したい」という目標があったので、サーバー構築に時間を割く、というのは本筋ではありませんでした。ですから、サーバーを構築している時間で記事を書いた方が良い、という判断です。
用途的に汎用サーバーはコスパが良くないから
意外と汎用機とコスト的に差が無いことに気付いたのが2つ目の理由です。
確かに、AWSは安価でした。ただ、それは「安価になるように構築する」場合に限るため、主に大規模事業者に限るというのが今回の結論です。ブログやHPなどの記事を表示するだけでは、それほどCPUパワーは消費しないし、データも転送しないので、どんな契約でも処理能力は余り気味になりますから、スケーラブルなAWSのメリットが生き辛いのです。これは、想定外の状況でした。
セキュリティが担保されやすいから
サーバー運営で、絶対はありませんが、特化型を選択することにより、セキュリティのリスクを大幅に下げられたと考えています。
サーバー運営の時には、セキュリティ対策など、様々な施策をすることが求められます。簡単な所はOSやCMSのアップデート対応ですが、メンテナンス用ログインの高セキュリティ化、https対応化など、やらなければいけないことはかなりあります。それらを外注出来る、というのは非常に魅力的でした。ほっといたとしても、サーバーの管理者が最新版に対応してくれる訳ですから、非常に魅力的です。
また、このように外注化をすることで、今後のサーバーメンテナンスの時間を削減出来たのも大きいです。定期的にアップデートコマンドを叩くのも更新ラグがあるとセキュリティリスクがあるので、それを解決出来るのも〇です。
どのサービスを選ぶか?
以上により、「Wordpressが使える」「用途特化型サーバーサービス」を探せば良い事になります。
探してみると、結構色々とサービスがあることに気づきます。中には昔懐かしい名前が出てきたりしましたが、その中でもおすすめのサーバーを以下に挙げたいと思います。
ConoHa WING
実際に使っているのが、このConoHa WINGです。転送容量も大きく、その他の要件を満たしていて、実際、十分に使いやすく、不満はありません。様々なレビューをみても、悪い評価は見かけていません。不満がないが故に、自分は色々な人におすすめしています。
エックスサーバー (X Server)
自分にとっての次点はエックスサーバーでした。最後の最後まで迷って、結局、選択しなかったサーバーです。マニュアルなども確認しましたが、conoHa WINGと使い勝手を含め、大きくは変わらないと思います。その中で、何でこれを選ばなかったかというと、僅かに金額が高かったからです。いつまで続けられるか分からない物にはここまでは出したくないな、というそういう考えでした。
なお、エックスサーバーの公式サイトは十分に作りこまれており、非常に見やすいです。また、ブログ講座もあり、参考になります(公式サイトのフッター部からアクセス可能)。サーバー契約のプロモーションでこれだけの記事を公開しているのでしょうけど、非常にありがたい話です。
個人的には、記事を読んで、信用が置けると各自が判断出来たのであれば、サーバー契約しても良いかと思います。自分がブログ講座に気づいたのは契約後でしたが…。
さくらレンタルサーバー
さくらといえば、相当初期の頃からからサーバービジネスを展開していた老舗という印象があります。実際操業は1996年ですから、ネット系企業では老舗と言って良いでしょう。そう言った背景だからか、「Mastdonの構築」といった、マイナーな単語が公式ページに出てくる所です。面白そうなことに食いつく企業な気がしてきます。
肝心なサイトのサービスですが、WordpressなどのCMSはライトで非対応で、スタンダード以上が必要。とはいえ、それでも年5238円と格安ではあります。ディスク容量も100GBあれば、まあ初期の頃は困らないでしょう。Wordpressのテスト環境も簡単に作れます。
自分は格安枠で検討しました。ただ、ディスク容量100GBに何となく不安があったので、今回はパスしました。ただ、Wordpress以外のCMSを使う場合に選択候補とするのもありではないか?と思っているので、紹介しておきます。また、値段の安さは魅力的なので、初期投資を抑えたい場合には良いのではないかと思っています。
ConoHa WINGを実際使ってみて
2021年3月30日現在、ConoHa WINGで記事を公開しています。実際の所、よくできているサービスだなと感心はしながらも、不満は特にありません。現状、そこまでアクセス数が多くもないので、サーバー負荷も少ない、というのもありますが、それでも転送量の許容値の多さというのは非常に安心が出来ます。
今後、アクセス数が増えてきたときに、どうなってくるか?が重要だとは思いますが、プラン変更にも対応しているので、当面、サーバーを変更する必要はないと考えてます。サーバー移行にも、移行コストがかかるので、始めから移行しないで済む選択肢を取れるのは非常に良いと思います。
終わりに
サイト公開を始めるときは、内容を作成すること以外に、サーバー契約であったり、ドメイン取得だったり、事務的な作業がかなり必要となってきます。
勿論、気軽に始められるブログサービスで開始しても良いのですが、技術屋としては、「ただサービスを使うだけのブログサービス」よりも、「サイトを運営している感のあるレンタルサーバー方式」の方が肌に合っている気がします。実際、自由度は高いですし、特化型レンタルサーバーであればセキュリティ対策のハードルもかなり下がります。そういった観点でいうと、「サーバー管理を少しだけかじったことがある人」や「少しずつ勉強していきたい人」にも向いている方式だと感じます。
あとは、完全に個人の好みではあります。もし記事の公開に興味があるのであれば、ブログやレンタルサーバーで記事の公開を始めてみてはいかがでしょうか。