書籍紹介 雑記

カーネギーの「人を動かす」はコミュ力改善のヒントとなる優良書

はじめに

皆さん、コミュ力に自信はありますか?私はありません!というより、ありませんでした、というのが正しいです。

あまりにもコミュ力がなさ過ぎて、本を探していたのですが、非常に良い本だと感じたのが「デール・カーネギー著、人を動かす」です。原題は「How to Win Friends and Influence People」で、初版は1936年です。古い本ですが、翻訳は通常の口語になっていますし、少しはコミュ力がついたかなと思ったので、是非紹介させて下さい。

カーネギー氏と本書について

著者のカーネギー氏は、1888年生まれ、アメリカのミズーリ州で生まれ、作家・牧師でありながら、対人スキル開発教材を開発した方です。本書は1936年に出版されてながら、80年以上の長きに渡り販売されてきた、名著であると言えます。

この本はビジネス向けの自己啓発書として広く認知されている本です。しかし、実際はコミュ力強化用の参考書として最適です。ビジネスを上手く成立させるコツは、顧客と良好な関係を築くことにあります。この「顧客と良好な関係を築く」というのは、「良質な人間関係を築く」ということであり、すなわち「高いコミュ力」につながることになります。

以下でこの本の魅力を説明していきます。

コンパクトにまとめられた原則が魅力

この本の最大の魅力は、結論が原則としてコンパクトにまとめられてるという所にあります。「コミュ力改善」を謳い、中途半端な説明で切り上げたりせず、「原則」に昇華している、というのは、振り返るときも全文を読み直す必要が無く、非常に魅力的です。

この点は著者の出身地である欧米の自然科学に類似する流儀を強く感じます。つまり、様々な現象を観察し、それを一つのルールにブラッシュアップする、というのは、自然科学において「法則を発見する」というのと何ら変わらない行為です。そして、「法則」に昇華されるルールはシンプルで使い勝手が良く、強力なツールとなりえます。

それではこの本では、どのような原則を掲げているのでしょうか?

カーネギー氏曰く、原則は以下の4つのカテゴリーに分類できると説明しています。

  1. 人を動かす三原則
  2. 人に好かれる六原則
  3. 人を説得する十二原則
  4. 人を変える九原則

合計27個の原則になります。

正直これだけを聞くと、非常に多くのルールで構成されている様に感じられ、「えー、そんなに覚えられないよ」といった感想を持たれるかもしれません。

しかし、それを解決するのが、次の魅力です。

実際のエピソードに基づく丁寧な説明が魅力

この本は、27原則それぞれに対し、エピソードが丁寧に説明されています。アメリカの偉人が過去にどんな経験を経てきたのか、何をしてメリットを受け、何に対して反省しているのか。長い人生の中で遭遇する可能性の高い事例が網羅されている様に思えるほどです。

「でもアメリカでしょ?日本でも役に立つの?」と思われる方も多いと思います。

それが役に立つんです。読んでいれば、「確かにそうだよね」「こう言われたら、確かに気持ちよく対応できないよね」という事例と「ああ、そう対応するのが正解なのか」という事例が上手く書かれています。結局、日本とアメリカで文化は違えど、人間が嫌だと感じることはそこまで変わらない、という事です。また、アメリカの方が忖度せずに、言いたいことを言う文化でもあるので、むしろ会話の時の許容度は高いはずなのですが、日本人が読んでも納得する所は多々あります。

この本を読むと、「大人の対応とはこれを指すのだろうな」という感想を持つことでしょう。逆に、これを読んで全てに同意できる方は、優秀なビジネスマンで、落ち着いている大人な方で素晴らしいと思います。今の自分の目標の一つにしています。

この本をおすすめしたい読者

この本はどんな年齢の人が見ても学びがあると思いますが、以下の人が読むと良いと思います。

  • 営業担当のセールスマンや顧客対応を実施する技術者
  • 個人事業主や社長
  • 婚活をしている男女

前の二つについてはすぐにわかるでしょう。結局、人と関わる職業においては、こういった技術があった方が得になるのです。

例えば、お客様との対応が必要な時、こういった思考的な備えがあると非常に円滑に話が進み、皆が幸せになれるでしょう。また、対外的なやり取りだけでなく、社内のやり取りにおいても、一目置かれやすくなるでしょう。もちろん、個人事業主や社長は対外的なやり取りが出来る必要があるでしょうから、こういった技術や状況を追加で学んでおくことは今後の役に立つでしょう。

もしかしたら、意外と思われるかもしれないのは「婚活をしている男女」でしょうか。人間の営みにビジネスもプライベートもないと言えます。結局、セールスで成功するためには、「商品の魅力」をアピールするために「人の心を掴むこと」が必要ですが、プライベートでも「人の心を掴むこと」が必要になります。結局、ビジネスとプライベートの間に本質的な差はありません

おわりに

カーネギー著「人を動かす」の紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか?非常に面白く読めて、ためになる良書なので、紹介させて頂きました。私は大体3時間ぐらいかけてじっくりと読んだ記憶があります。また、この本の内容が実践できている時は、心なしか、人間関係が穏やかになった様な気がします。常に内容を実践するのは…まだまだ修行が必要だとは思います。

本としては本当に自信を持っておすすめしたい本なので、皆様、是非読んでみて下さい。

書籍も新装版、文庫版、電子書籍版とあります。読みやすい物を読めば良いと思いますし、近くの図書館などでもあるのではないでしょうか?


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